毎日使うモノのことを知る、選ぶ力を磨く。
「低炭素社会」や「カーボンニュートラル」といったキーワードを見聞きすることが増えました。2015年にCOP21で合意された「パリ協定」をもとに、世界各国でさまざまな目標が立てられていますが、日本は2030年に温室効果ガス排出量を46%削減(2013年比)、2050年にカーボンニュートラルを目標としています。そんななか、東京都では、住宅の断熱リフォームへの補助を実施しているほか、太陽光発電設備の設置を義務づけることも検討しているようです。
<記事のポイント>
・東京都は30年にカーボンハーフにすることを政策目標としている
・家庭部門の削減が進んでいないため、住宅の窓やドアの断熱リフォームへの補助を実施
・現在、都内の住宅の8割は、断熱性能の低い窓ガラス1枚の仕様
・内窓の装着や複層ガラスへの交換は、壁に断熱材を入れるよりも工事が簡便
・補助事業を20年度からスタートし、2年間で窓約1万8000戸、ドア約6000戸の利用があった
・22年1月から補助金額を増額
・棟単位のマンションからの申請が大きく伸び、1~3月の窓改修の申請は3.6倍に急増
<記事のポイント>
・都内で新築する住宅に、太陽光発電設備の設置を義務づけることを検討
・現在、住宅に太陽光発電の機器を設置する際、費用の半額(上限42万円)を補助する制度を導入している
・30年までに、都内の再生可能エネルギー電力の割合を50%に高める目標を掲げている
ついさきほど(6月7日)、電力需給のひっ迫に備えた節電要請のニュースがでましたね。 夏の電力逼迫、政府が節電要請 休止火力の再稼働求める 2022年6月7日 9:14 (2022年6月7日 11:02更新) 今年の夏は、いつも以上に節電を心掛けないといけないようです。 ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー価格の高騰もありますが、そもそも原発は動かさないのでしょうか? 東京都の太陽光発電のパネル設置の義務化はナンセンスだと思います。雹が降ってきて割れたという(本当かどうか分かりませんが)話がつい最近ありましたが、産業廃棄物を増やすだけなんじゃないかと思います。
数年前に首都郊外で家を建てた際には「寒冷な地方でもあるまいに過剰装備では」と感じながらも複層ガラスの窓を全箇所に採用しましたが、今はオールシーズンで恩恵を感じるばかりです。建材も進化していますが、窓もしっかり進化していました。 夏の窓際が暑かったり、冬は結露したりと、意外とストレスを感じさせる窓ですが、それはもう古い1枚ガラスの話…。ん?まだ1枚ガラスで消耗してるの? 従来であれば人が集まる場所での省エネ化を徹底的に進めれば良かったのでしょうが、コロナを発端に家にいる時間が増えた=一番電力消費量の多い空調機器を各家庭で使用する機会が増えた状況下では、地味ですが一般家庭での複層ガラス窓の採用率を上げていくことはCO2排出量削減を掲げる自治体にとっても一つの重要な指標になるかもしれません。
確かに、コロナ禍で家庭の電力需要が増えたことで、家庭での対策もより必要になったのかもしれませんね。 コロナ禍で、家庭の電力需要が4%増えたようですね。
「東京都、脱炭素へ窓の断熱改修補助 22年度6万戸に拡大」の記事でも、新型コロナウイルスの感染拡大後の断熱リフォームへの関心は急速に高まっているとの記載がありましたね。物価の上昇も、光熱費の節約志向を高める要因になっているそうです。 そして、太陽光発電設備の義務化は、Tomomiさんも言っていたように、本当に環境対策になるのか疑問がありますね。国土交通省の資料によると、日本の住居は約30年くらいで建て替えられることが多いようです。 長持ち住宅の手引き 約30年で廃棄される設備をつくることと、再生可能エネルギー電力の割合を高めること、どちらがより環境に優しいのか……。簡単に答えは出ませんが、生活者の一人ひとりが、こういった視点をもつことが大切なのかもしれません。
記事を読んで、皆さんはどう感じましたか?
ぜひ、家族や友人など、身近な人との会話の中でこの話題に関する素朴な疑問や思いを共有してみてください。そこから、なにか発見や新たな気持ちが生まれるかもしれません。
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