ダイソーがエコ商品倍増 22年春に、植物由来活用。あなたはどう思う?

食品から工具まで、生活に必要なものがなんでも揃う100円均一。必要なものがあれば、まずは100均で探すという人も多いのではないでしょうか。今や人々の生活に欠かせない100均ですが、最大手のダイソー(大創産業)が、来年春からエコ商品を倍増させるとのこと。いったいどんな商品が増えるのでしょうか。また、エコ商品が増えることで、私たちの生活はどう変わるのでしょうか。

ダイソーがエコ商品倍増 22年春に、植物由来活用
日本経済新聞 2021年11月28日 21:28

<記事のポイント>

・100円ショップ「ダイソー」が、エコ商品を約400点に倍増
・今回の計画の第1弾として、バイオマス原料の手提げ袋など21点を開発
・2009年から、サトウキビの搾りかすからできた紙皿などを展開している
・今後、リサイクル原料でつくった買い物かごも導入
・既存品も含めてパッケージデザインを統一し、エコ商品であることを分かりやすくする

皆さんはダイソーの取り組みについて、どう感じましたか?

Tomomiさん

ダイソーのような店舗数も多い大手が、エコ商品を全面に打ち出したことで取り上げられていますが、そもそもエコを目指すのであれば大量に生産すべきではないと思うので、ツッコミどころがある記事ですね。

Kaigeさん

確かに、新しいものを生産するより、“減らす” ことや、“使い方を見直す” ことの方が、環境問題へのアプローチとして大切な気がします。

新しくパッケージデザインを作成し、既存品も含めて統一していくとのことですが、パッケージに「環境にやさしい」と書いてあると、どうやさしいのか根拠を深く考えることなく、「環境に良いのかも」と思ってしまいがちですよね。

Tomomiさん

そうですね。

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でも触れたように、「自分がどれだけ “環境負荷軽減に貢献できたか” を見える化する」ぐらい徹底的にやらないと無理なのかもしれませんね。 「環境にやさしい」と書いてある商品を手に取って「環境問題に貢献した」と簡単に思ってしまうと、思考停止に陥りそうです。

Kaigeさん

記事に掲載されていた画像は、「手提げポリ袋」でした。

2020年7月から経済産業省の取り組みとして、レジ袋削減のためプラスチック製買い物袋の有料化がはじまり、日本でもマイバッグが普及し始めました。
プラスチック製買物袋有料化 2020年7月1日スタート(METI/経済産業省)
手提げポリ袋のパッケージには、「バイオマス原料25%配合」と書いてありますが、新たに買えばなんらか生産・消費量は増えるんですよね。マイバッグを持つ方が、環境にはやさしいと言えるのかな?と思いました。

Tomomiさん

「モノを作って販売して売上を上げる」というメーカーや小売りの既存サイクルに組み込むと、どうしても生産量・消費量は増えますよね。

とはいえ、「「服を売らない」、衣料品セレクトショップの新しい戦略。」 でも取り上げたビームスのように、「服を売らない」新ビジネスに挑んでいるアパレルもあります。
既存の枠を超えたサービスが、今後必要になってくるのだと思います。 yaunnも新しいモノづくりと販売方法に取り組みたいなと思っています。

Kaigeさん

Tomomiさんが挙げてくれた記事によると、ビームスは衣料品に頼らない経営を目指すため、企業や自治体とコラボしブランド開発やイベント運営、宣伝や商品開発まで請け負う「ビームス ビジネスプロデュース」を始めたそうです。

セレクトショップで培った「目利き」を「服を売る」ためではなく、「企画力」として活かす試みは、個人的にもとてもおもしろいと思いました。
yaunnの次のものづくりも楽しみにしています。

皆さんはどう感じましたか?

記事を読んで、皆さんはどう感じましたか? 

「安さを追求する100均でも、エコ商品が増えているんだな」、「エコと書いてあると環境に優しい気がしてしまうけど、どんな仕組みなのか、考えたことなかったかも」など、いろんな思いが湧いてきたかもしれません。

ぜひ、家族や友人など、身近な人との会話の中でこの話題に関する素朴な疑問や思いを共有してみてください。そこから、なにか発見や新たな気持ちが生まれるかもしれません。

yaunnについて

「使う」「食べる」など、日常生活を通して考える力を養い、自ら思考し、判断する人を増やしたい。

yaunnは、身近な生活を通してものごとに興味をもち、自分の視点を養うこと。 それが、さまざまな問題を解決する一歩目になると考えています。

すべての人が自ら思考し、判断する力をもつ。
それによって、世の中はより良い方向へ変わると信じています。

yaunnについて、詳しくはこちらをご覧ください。
https://yaunn.jp/about/

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