毎日使うモノのことを知る、選ぶ力を磨く。
いつも立ち寄るコーヒースタンド。友人との待ち合わせに、ノマドワーク中に、仕事の休憩に、気軽にコーヒーが飲めるのはありがたいですよね。毎日のようにお店に足を運ぶ人も多いのではないでしょうか。環境問題の視点から考えると、利用する頻度が多いからこそ、紙やプラスチックを利用したカップ等のゴミの量も相当になるはず。そんなコーヒースタンドの代名詞でもあるスターバックスで、借りて返すカップの実証実験が始まりました。
スタバ、借りて返すカップ導入 都内で実証実験
日本経済新聞 2021年11月17日 16:59
<記事のポイント>
・スターバックスコーヒージャパンは、2021年11月22日から2022年5月末まで、借りて返すカップの実証実験を行う
・「丸の内ビル店」や「丸の内オアゾ店」など、東京・丸の内エリアにある10店舗が対象
・LINEから持ち帰り容器のシェアリングサービス「Re&Go(リーアンドゴー)」を利用することで実施・利用後、どれだけの使い捨て容器が削減されたか把握できるようにし、環境への貢献度を可視化することで利用回数の増加につなげる
・実証実験で消費者の需要や店舗のオペレーションを確認したうえで、他地域にも拡大する
LINEで簡単に容器を借りることができることや、どれだけの使い捨て容器が削減されたかを確認できるところなど、ITをうまく活用して消費者を巻き込むのによさそうに思えますね。
スタバは2021年9月から、店舗で提供するすべてのストローが紙製になったことでも話題になりましたね。
スターバックスプレスリリース(2021/08/26)
「借りて返す」という今回の取り組みは、その仕組みづくりがキモになりそうです。LINEなど、馴染みのあるITサービスから利用できるようにしたことで、より多くの消費者に使ってもらえる仕組みになるといいなと思います。
丸の内エリアから始めるということは、オフィスワーカーへの働きかけを狙っているのでしょうか。
プラスチックのカップやストローは、便利な分、ゴミも多く出ますね。コーヒーは毎日飲む嗜好品だからこそ、ゴミを出さないように意識したいですね。
オフィスワーカーの方が毎日約1杯コーヒーを飲むとすると、年間で約240杯ほどになります。この分のゴミがなくなると考えたら、すごいですよね。
こういった取り組みは、一人ひとりの小さな積み重ねが大事なので、全体でどれだけの使い捨て容器が削減されたかがLINE上で把握できるのも、普及の大事なポイントのように感じます。
自分がどれだけ”環境負荷軽減に貢献できたか”を見える化するというのは重要なことですね。自ら行動に移しやすいようなインセンティブがどんどんできてくるといいと思います。
スターバックスの持ち帰り容器の取り組みに注目したいですね。
記事を読んで、皆さんはどう感じましたか?
「LINEから利用できるなら、一度やってみてもいいかも」、「でもやっぱり、借りて返すのって面倒じゃないのかな?」など、いろんな思いが湧いてきたかもしれません。
ぜひ、家族や友人など、身近な人との会話の中でこの話題に関する素朴な疑問や思いを共有してみてください。そこから、なにか発見や新たな気持ちが生まれるかもしれません。
「使う」「食べる」など、日常生活を通して考える力を養い、自ら思考し、判断する人を増やしたい。
yaunnは、身近な生活を通してものごとに興味をもち、自分の視点を養うこと。 それが、さまざまな問題を解決する一歩目になると考えています。
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