毎日使うモノのことを知る、選ぶ力を磨く。
「みんなに自分好みのコーヒーを楽しんでもらいたい」。そんな思いから、軽井沢で自家焙煎のコーヒー豆専門店を営む板倉和之(いたくら・かずゆき)さん。もっと自分の好みを追求したり、シーンに合わせたコーヒーを選んでほしいという思いがあるそうです。
そんな板倉さんが生み出す、yaunnのコーヒー。商品が生まれる背景について詳しく知ってもらうために、yaunnコーヒーの製造プロセスや、そこに込められた想いについて伺いました。
クリエイターインタビュー #Coffee
KARUIZAWA COFFEE COMPANY 代表 板倉 和之 Kazuyuki Itakura
2018年に誕生したyaunnは、日常をもっと楽しく、豊かにする、ライフスタイルブランドです。製品に関わる人やモノづくりの過程を伝えることで、「知る」好奇心を掻き立て、もの選びのモノサシづくりのきっかけを作りたい。「知る」ことで、今まで分からなかったことがシンプルに理解できる。そんなライフスタイルを提案しています。 今回、軽井沢でこだわりのコーヒーを提供する板倉さんに、yaunnのオリジナルコーヒーづくりをお願いしました。
2016年から、軽井沢の別荘に来る方や地元の方に、生活の中でご自身好みのコーヒーを楽しんでほしい という思いから、自家焙煎のコーヒー豆専門店を運営し始めました。2019年の春には新店舗もオープンしました。こちらは手軽にコーヒーを楽しみたい方に向けて、テイクアウトで楽しめるドリップコーヒーや、自社のコーヒーを原料にしたソフトクリームを提供しています。
今回、「青空」、「白」、「森」といった抽象的なキーワードで、yaunnのブランドイメージにあったものづくりをリクエストしました。板倉さんは一体どんなプロセスで、ブレンドや焙煎方法を決めているのでしょうか。ものづくりの裏側をほんの少し教えてください。
まず、いただいたイメージキーワードから、酸味と果実味のバランスを考えました。そして最終的には、果実味が強いエチオピアをベースに酸味があるルワンダを加え、爽やかなブレンドに仕上げました。
だからアロマのような香りの中に酸味が感じられるんですね。
焙煎にもこだわりがあります。 コーヒーの焙煎機には大きく分けると直火式、半熱風式、熱風式の3つのタイプがあります。うちの機械は熱風式です。苦味や焦げ臭がない、すっきりした味わいになることが特徴ですね。 また、熱風式は焙煎の自由度が高く、焙煎士によって仕上がりが大きく変わります。うちでは10工程のプログラムでつくっています。豆によって火の入り方が違うので、その辺りも考慮しながら。
豆のブレンドと焙煎のテクニックの両方が重なって、あの爽やかな味わいができているんですね。空をイメージした岡崎さんのカップにもぴったりですよね。
岡崎さんのカップを見せていただいたことで、「森」「曲線」「ぬくもり」「自然」「さわやか」など、より一層豊かなイメージが湧いてきました。そして、「yaunnは海のではなく森のイメージだよね」と、yaunnのプロデューサーと意気投合しました。
yaunnから最初にコラボのオファーがきたとき、どう感じましたか。
まず、yaunnの「知ることによる心地よさ」というコンセプトに共感しました。ジャンルは違えど、目指すベクトルが一緒だと感じましたね。モノではなく、コーヒーを飲むという行為がイメージできる、そんな気がしました。
私たちも板倉さんとコラボして、yaunnらしいコーヒーができたと思っています。ぜひ多くのみなさんに、yaunnのオリジナルコーヒーを通して、日常のリラックスを体感していただきたいですね。
聞き手:yaunn プロデューサー
陳野 友美 Tomomi Jinno
毎日使うモノのことを知る、選ぶ力を磨く。