yaunn Coffee story

軽井沢の森から見える青空を想像する、板倉和之 – Coffee story – #1 Beans

「重なりあう雲=八雲」をその名の由来にもつ「yaunn/ヤウーン」と、軽井沢コーヒーカンパニーの板倉さんとのコラボレーションで、オリジナルコーヒー「yaunn珈琲 Roasted by軽井沢コーヒーカンパニー」が生まれました。果実味と酸味がさわやかな浅煎りの「001 青空/白/森」と、アーシーで重厚な深煎りの「002 大地/森/雨」の2種類です。yaunnの空、そして軽井沢の森を思わせる、yaunnオリジナルコーヒーに使われる豆やブレンドについてのストーリーをお届けします。
軽井沢コーヒーカンパニー 板倉和之

yaunnのカップ&ソーサーから着想したオリジナルコーヒー

軽井沢コーヒーカンパニーの板倉さんがyaunnのオリジナルコーヒーを手がけることになったきっかけは、陶芸作家 岡崎慧佑さんによるyaunnオリジナルの「空と雲のカップ&ソーサー」との出会いから。

「岡崎さんの器を初めて手にした時に、薄い水色と白の絶妙な色合いが印象に残りました。この器に注ぐならばどんなコーヒーだろう、というところから豆のイメージを組み立てていきました。」

アイディアをふくらませていくために、岡崎さんの他の作品も参考にしたといいます。

「岡崎さんの作品をみていると、森の中の自然に意識を向けていらっしゃる感じがしたんです。樹木の形や葉の形、朽ちていくものの色合いとか。この人がつくった<空と雲>なら、海の空というよりは森の空。木々の合間から見える青空のイメージかな、と考えました」


陶芸作家 岡崎慧佑さんの拠点は鎌倉。板倉さんの拠点は軽井沢。どちらも森が身近にある土地です。yaunnを介して、陶芸家と焙煎のプロが、2つの「森」「青空」のイメージでつながったのも、不思議な縁のように思えます。森や青空をコーヒーで表現する。それはいったいどういうことなのでしょうか。

「森や青空というと、さわやかさ、すっきりした印象があります。そこで最初にすっきりした味わいのコーヒーを提案させていただき、そこから、果実味を少しずつ足して徐々に作り上げていきました。酸味をベースに、果実味も生かしてたさわやかなブレンドになったと思います。」

そんな板倉さんに、イメージを自在に表現するための豆選びについて伺いました。

森や青空を表現するための豆選び

yaunnのオリジナルブレンドに用いられている豆は3種類。はじめに手がけることになった「001」では、特徴的な甘みと酸味のエチオピアをメインに、華やかな果実味のあるルワンダ、くせがなく、他の2種を引き立てるコロンビアをブレンドしています。

エチオピア種で使用しているのはイルガチェフというコーヒー。これがブレンドのメインです。一般的にはモカと言われる種類ですね。それと、同じくアフリカ系のルワンダ、南米産のコロンビアの3種類になります」

近年、コーヒー消費量がますます伸びている日本。質の低い豆も出回る中で、板倉さんは豆の品質にこだわっています。

「3種類ともグレードの高い豆を使っています。<一般もの>と呼ばれる豆でも、焙煎次第ではそれなりに飲めちゃうんです。でも、ぼくはそういう豆は使いたくありません。

たとえばコロンビア種で使用しているのはスプレモという豆。これはコロンビア種の中でも豆が大きいんです。大きくて上質な豆を使うことで、えぐみのない飲みやすさを表現しています
また、同じ「果実味」を特徴とする豆でも、そのテイストは違いが。

「他に果実味のある豆というと、キリマンジャロがあります。キリマンジャロは、レモンやオレンジのような柑橘系の酸味です。それに対し、今回yaunnで使ったルワンダは、桃とかプルーンのような、甘さや華やかさのある果実のイメージです。」

世界でひとつのオリジナルブレンドをつくる店

2016年に軽井沢コーヒーカンパニーを立ち上げた板倉さん。豆も焙煎度も自分好みにカスタマイズできる、旧軽井沢の自家焙煎コーヒー豆専門店として人気を博しています。

そんな板倉さんが大切にしているのは、「楽しむこと」。

「コーヒーは嗜好品だから、楽しむことがまず大切です。ただ飲むためのものではない。だから、お客さんの目の前で焙煎するというコンセプトだし、軽井沢に来て自分オリジナルのブレンドが飲めるということも、付加価値になっていると思うんですよね」

そんな板倉さんは、コーヒーの豆選びから焙煎まで独学で習得してきています。

「いまだに勉強中です。これが正解というものはない世界なので。本に書かれているように焙煎しても、自分がおいしく感じられない時もあります。そんな風に感じ方が十人十色だからこそ楽しめるものでもあるし、日々勉強させてもらっています。」

自分の感覚を頼りに、ひとりひとりのお客さんのために、ブレンドや焙煎の仕方を工夫しているのです。

「時には、何回つくってもしっくりこなくて苦しむこともあります。何度も試飲しているうちに、だんだん気持ち悪くなってきたりもします。ブレンドをつくる時って、喜びもあるし、苦しみもあるし、発見もあるし学びもある。そんな人間味も楽しんでもらえたら嬉しいです」

商品紹介 001「青空/白/森」

yaunn 珈琲 001「青空/白/森」

 001は、「青空」、「白」、「森」のキーワードを軸に開発。澄んだ酸味、爽やかな果実味、モカの華やかさが特徴です。 深いコクとまろやかな苦味、大地の香りのある002と対照的な、華のある爽やかさをお楽しみください。

Taste/HIGH ROAST

甘味[Sweetness]●●●○○
酸味[Acidity]●●●●○
苦味[Bitterness]●○○○○
コク[Body]●●○○○

商品紹介 002「大地/森/雨」

yaunn 珈琲 002「大地/森/雨」

 002は、「大地」、「森」、「雨」のキーワードを軸に開発。深いコク、まろやかな苦味、大地の香りが特徴です。 澄んだ酸味と果実味、モカの華やかさのある001と対照的な、ズシンと染みわたる苦味をお楽しみください。

Taste/FULLCITY ROAST

甘味[Sweetness]●●●○○
酸味[Acidity]●○○○○
苦味[Bitterness]●●●●○
コク[Body]●●●●○

yaunn ドリップバッグ 森の青空と大地セット 6pcs

珈琲ドリップバッグ 森の青空と大地セット 6pcs

さらに気軽に楽しみたい方のために、「001」「002」の2種セットのドリップパックもご用意しています。ギフトにもおすすめです。お祝いやお礼の気持ちを添えて、気軽に贈るのにちょうど良い商品です。

毎日使うモノのことを知る、選ぶ力を磨く。

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