やってよかったコンポスト作り。何がよかったかご紹介します。

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約半年前の2021年10月、コンポスト(堆肥)作りを始めました。 「生ごみを減らそう。コンポスト、始めました。」では、コンポスト作りのはじめの一歩を紹介しました。あれから半年たちましたが、コンポスト作りはその後どうなったのでしょう。

半年間で、①基材への生ごみ投入、②熟成のサイクルを3巡することができました。1巡目のコンポスト(堆肥)を使って家庭菜園も始めています。

コンポスト作り~家庭菜園までの過程を一挙にご紹介したいと思います。

コンポストづくりの過程をご紹介

「生ごみを減らそう。コンポスト、始めました。」で紹介した、LFCコンポストセットのファスナーつき専用トートバッグ(中にフェルト製内袋を入れる)に基材を入れ、基材の中に生ごみを投入していきます。
基材とは発行を促す微生物の住処のようなもの。写真の土のような茶色い部分が基材です。

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生ごみを基材に投入したら、よく混ぜます。

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私の場合は、大きめのタッパーに生ごみを貯めて、まとめて投入することにしました。(生ごみも新鮮な状態のものを投入する方がよいそうです。)投入する生ごみは、小さく切った方がよく混ざりますし熟成も進みます。
野菜の皮など包丁で小さく切ると、「あれ?これまだ食べれるんじゃないか」と思ってしまいます。面白いです。

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生ごみを投入してよく混ぜる。これの繰り返しです。

約2カ月で、トートバックがパンパンに。これ以上入らないな、というところで熟成に入ります。

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熟成から約20日。
分解が進んでいるように見えます。
熟成の間も、水分を調整しながらまぜまぜを繰り返します。

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約2カ月が経ちました。
段ボールに入れ替えて、天地返し。(本当はもっと早く天地返しできればよかったのですが……遅くなってしまいました。)

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約2カ月経ちました。
綺麗なコンポストができていました!(テンション上がる)

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よーく見ると……落花生の殻は分解せずそのまま残っています。

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枝豆の皮も、残っています。(何食べてるかばれてしまうw)

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鶏の骨は、ぽきっと折れて中がスカスカに。分解が進んだようです。
玉ねぎの皮はそのまま残っていました。

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コンポスト作りあるある

コンポスト作りあるあるをご紹介します。

その1:アメリカミズアブが寄ってくる
アブが寄ってきます。おっとりとした虫です。こんなにおっとりした虫は見たことない、というぐらいおっとりしています。

その2:分解しにくいものがある
玉ねぎの皮、枝豆の皮、落花生の殻などは全然分解しないので、2代目からは入れないことにしました。種もなかなか分解しなくて、私のコンポストでは冬瓜の種がそのまま残っていました。

その3:トートバッグのよしあし
ファスナーもついていて持ち運びも便利なトートバッグですが、熟成期間のまぜまぜがしにくいのが難点。上と下で水分量も異なってしまいます。熟成期間に入ったら早めに段ボールに移すのがよさそうです。

家庭菜園準備

家庭菜園作りに向けて、コンポストと赤玉土を混ぜます。
配分は、赤玉土1に対しコンポスト1。半々の分量です。
私の場合、コンポストを入れておく段ボールのほかに、赤玉土と混ぜる用の段ボールも用意しました。

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コンポスト入り赤玉土を、LFCの内袋と家の中でかき集めた鉢に投入し、種まき開始。
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私の場合は、専門店から種を購入しましたが、種をシェアするサービスもあるので、活用するのもよさそうですね。 Share Seeds: シェアする“たね”プロジェクト

家庭菜園の様子

種まき完了。
春はもうすぐ、という時期でしたので、家の中で発芽させることにしました。
写真はベビーリーフの発芽の様子。

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1カ月ちょっとでここまで育ちました。(引き続き家の中で育てています)
間引きせず様子見
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こちらはルッコラ。(これも家の中で)

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もうすぐ食べられそう?!
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こちらはトマト。

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いただいた種で発芽させた二十日大根。(発芽してから外に出しました)

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半年間のコンポスト作りで感じたこと

半年間コンポスト作りをやってみて感じたことまとめ

1.生ごみは資源だと思うようになった

コンポスト作りを始めたきっかけは「ごみの量が多いな」と思ったこと。生ごみを捨てない・循環させるという生活を体験し、生ごみは資源だと思うようになりました。ちょっとした意識の変化なのですが、やってみてよかったことの1つです。

2.使えると楽しい。循環してる!

発芽の様子や育っていく様子を見るのはとても楽しいです。育った野菜がもうすぐ食べれそうですし、循環できたかなと感じます。 野菜だけでなく花を育てるのも楽しそうです。

3.コンポスト作りのこの先がどうなるのか悩む

作るコンポストの量と家庭菜園で使うコンポストの量を比べると、作るコンポストの量の方が圧倒的に多いのが悩みです。家庭内だけで循環させるのは限界がありそうです。コンポスト作りを続けていくには、地域のコミュニティや農家さんや色々な方とつながって使い道を考えていく必要がありそうです。

編集後記

半年前にコンポスト作りを始めるにあたって、4natureのコミュニティコンポスト(千駄ヶ谷)に参加させていただきました。 このコミュニティが無かったら、コンポスト作りは始められなかったと思います。コミュニティメンバーのみなさんとは今後もつながっていけると嬉しいです。
運営のみなさんには、きっかけを作ってくださり、またコミュニティを先導くださり感謝しています。

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yaunnプロデューサー Tomomi Jinno

皆さんはコンポストの取り組みについてどう感じましたか?

Noriさん

普通の土とコンポストだと、どれぐらい栄養価が違って成長速度が違うか気になります。
栄養価が高いなら1つの家庭内に留めるのではなく市町村単位でやるなど。その時にどういう課題があるか具体的に知りたいと思いました。
実際はゴミや良くない成分が混ざっていることがあって、一つずつ内容を精査しないと活用できない、、とか。どうなのだろう、、、
生ゴミが食べ物の栄養になるのであれば、そういった課題を乗り越えて、是非拡大したい取り組みだと思いました。

Kaigeさん

とてもリアルな「やってみた!」記事で、一読者として面白く読みました。落花生の殻、枝豆や玉ねぎの皮は分解が進んでいないのに、それよりももっと硬そうな鶏の骨が見事にスカスカになって分解されていたのには驚きました。
コンポストの存在自体は以前から知っていましたが、実際にやったことはありません。エコな生活って、「実践」が全てなのだなと、今回の記事を通して感じました。それは、知っていることとやったことの違い、と言えるかもしれません。
今までやったことがないけれど、興味があること、やったら良さそうだなと感じていること、一歩前進させて、実践してみたいですね。ちょうど春ですし、何かを始めるには良い季節です◎

yaunnについて

「使う」「食べる」など、日常生活を通して考える力を養い、自ら思考し、判断する人を増やしたい。

yaunnは、身近な生活を通してものごとに興味をもち、自分の視点を養うこと。 それが、さまざまな問題を解決する一歩目になると考えています。

すべての人が自ら思考し、判断する力をもつ。
それによって、世の中はより良い方向へ変わると信じています。

yaunnについて、詳しくはこちらをご覧ください。
https://yaunn.jp/about/

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2022.04.03トピック シェア

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