毎日使うモノのことを知る、選ぶ力を磨く。
全国約9千世帯の方々を対象に、家計の収入・支出、貯蓄・負債などを調査している「家計調査」。先日、2021年のデータが公開されました。景気動向の重要な要素である個人消費の動向がまとめられているので、昨年がどんな年だったのか、前年と比べてどのような傾向があるのかが数値から見えてきます。2020年は、前年にくらべ消費は増えたようですが、コロナ以前の数値と比較すると、落ち込みが激しいままの項目が多数あります。今後、どんな未来が予想されるのか、数値を見ながら想像してみるのはいかがでしょうか。
21年の消費0.7%増、2年ぶりプラス コロナ前には戻らず
日本経済新聞 2022年2月8日 8:35(2022年2月8日 10:31更新)
<記事のポイント>
・総務省が2月8日に2021年の家計調査を発表
・緊急事態宣言など、2020年に続き新型コロナが家計に影響を与えた
・2人以上の世帯の消費支出は前年0.7%増。
・外出の機会が増え「交通・通信」は4.7%増
・休校期間があった予備校の補習教育等が増え「教育」は15.7%増
・外食を含む「食料」は1.0%減、「家具・家事用品」は6.4%減
・コロナ前の2020年と比べると消費が落ち込む品目が多く、コロナ前の水準には戻らず
毎年2月になると、前年の家計調査の結果が総務省から出されます。 ここ数年はコロナの影響で消費支出の内訳に変化が見られました。 大分類では「外食を含む「食料」は1.0%減だった」という結果ですが、 食料の中のさらに中分類を見てみると上がっている品目があるかもしれないですね。
2020年と比較するのも面白いですが、やはりコロナ前との比較が興味深いですね。 食事代は2019年と比べると27.0%減、飲酒代は76.7%減とのこと。 飲食業界の厳しさが透けて見えるようです……。 鉄道運賃55.2%減、タクシー代40.9%減と、交通費も減ったまま。 ビジネス上のコミュニケーションのオンライン化が進んだので、今後も交通費はコロナ以前の水準になることはなさそうです。 個人的には、デジタル化が加速度的に進む社会をたのしみに見てはいます。
記事を読んで、皆さんはどう感じましたか?
「コロナ2年目は、1年目よりは経済が回復したのかな」、「コロナが落ち着いても、以前と同じにはもうならないんだろうな」など、いろんな思いが湧いてきたかもしれません。
ぜひ、家族や友人など、身近な人との会話の中でこの話題に関する素朴な疑問や思いを共有してみてください。そこから、なにか発見や新たな気持ちが生まれるかもしれません。
「使う」「食べる」など、日常生活を通して考える力を養い、自ら思考し、判断する人を増やしたい。
yaunnは、身近な生活を通してものごとに興味をもち、自分の視点を養うこと。 それが、さまざまな問題を解決する一歩目になると考えています。
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