毎日使うモノのことを知る、選ぶ力を磨く。
お気に入りの豆を使って丁寧に淹れたコーヒーは最高ですよね。
自分で楽しむだけでなく、ほかの誰かに「おいしい」と言ってもらえたら、もっとうれしいはず。こんなふうに、コーヒー好きが高じてコーヒーに関わる仕事に就きたいと思う人もいるのではないでしょうか。
副業もさかんな今、週末だけカフェで働いたり、イベントでコーヒーを提供する人も増えています。
コーヒーに関わる仕事の中でもポピュラーなのが「バリスタ」。豊富な知識と抽出技術をもつ職人としての面と、接客のプロとしての面を併せ持つ存在です。
バリスタを目指す人は、どんな知識や技術を身につける必要があるのでしょうか。基本となる知識・技術は、エスプレッソの抽出と言えるでしょう。エスプレッソマシンやグラインダーの操作・クリーニング、テイスティングなど、エスプレッソだけでも学ぶべきことはたくさんあります。
その他、ラテをつくるためにはミルクスチーミングやラテアートを学ぶ必要がありますし、ドリップコーヒーの知識や技術も必要です。バリスタはお客さんの前に立つ仕事なので、接客スキルも磨く必要があります。これらの知識や技術をもとに、お客さんにとって最高のコーヒータイムを提供するのがバリスタの役割なのです。
バリスタになるための知識や技術はスクールでも学べますが、専門店で経験を積み、技術を磨いてから独立を目指す人が多いようです。行動力と実力勝負の世界だと言えるでしょう。
近年、自家焙煎のコーヒー豆専門店が増え、脚光を浴びているのが「焙煎士」です。
同じ豆でも、焙煎によって味が大きく左右されるのがコーヒーの特徴。自分の理想とするコーヒーをとことん追求できる奥深さに惹かれ、独立して自らのブランドを立ち上げる焙煎士も増えてきました。コンセプトを明確に持ち、表現できる焙煎士は、カフェやバリスタと共同で商品開発を担うなど活躍の場を広げています。
焙煎士もバリスタと同じように、専門店で経験を積んでから独立する人が多いようです。お店で働きながら、豆の香りや味わい・品質を見る目を磨き、焙煎機の個性を見極め、適切な温度と時間で焙煎する技術を学んでいきます。
焙煎士の多くが焙煎の過程を記録した詳細なデータを取っています。同じ種類や産地の豆でも、一粒ずつ表情はさまざま。季節による変化もあります。多様な条件のもと、焙煎に関するデータを丁寧に取り続ける中で、その人らしい感覚や方法論が培われていきます。
こうしたプロセスを楽しみながら続けられる人が、バリスタや焙煎士となり、私たちに最高のコーヒーを提供してくれています。
yaunn珈琲の開発を手がけた軽井沢コーヒーカンパニーの板倉和之さんも、カフェで働いた経験をもとに独立したひとりです。
もともとコーヒー好きで、軽井沢の森の中にあるカフェで働いていた板倉さん。「この景色を見ながら、自分の好きなコーヒーを作れたらいいな」と思ったのが起業のきっかけ。そんな板倉さんにとって、コーヒーは「生活の側にあって、生活を豊かにするもの」だと言います。
軽井沢コーヒーカンパニーが2016年の創業時から大切にしているのは、軽井沢ならではの上質なリラックス感の中で楽しめるコーヒーを提供すること。
そして、2022年の12月に、軽井沢コーヒーカンパニーのラインナップをリニューアル。「自分自身が軽井沢で過ごす中で経験し、体感したコトをコーヒーで表したい」との思いから、新しいラインナップを生み出したそうです。
コーヒーの奥深さに惹かれ、表現したい味に向けて日々探求し続ける。目の前のお客さんに向けて、最高の一杯を提供する。コーヒーは、そんな職人気質の表現者たちに支えられています。
yaunn珈琲の開発にあたって板倉さんが重視したのは、やはり「生活の側にあり、生活を豊かにするもの」であること。コーヒーをより豊かに楽しむために、板倉さんは「お気に入りのカップを見つけて欲しい」と言います。
「まずはひとつ、コーヒー用のカップを用意してください。専用のカップで飲むことの楽しさを感じられたら、気分によって選べるよういくつか用意するのもおすすめ。あっさりしたコーヒーには大きめのマグカップ、濃いめのコーヒーには少しぼってりした厚手のカップなど、ブレンドのタイプによって使い分けても面白いですね。驚くほど味わいに違いが出てきます」(板倉さん)
yaunnのブレンドは2種類あります。「青空」、「白」、「森」がキーワードの001は、爽やかな酸味が特徴のブレンド。すっと飲めて、後からベリー系の果実のような華やかな香りがふわっと広がります。「大地」、「森」、「雨」がキーワードの002は、雨上がりの森を思わせるどっしりした風味。柔らかい飲み口の中に、しっかりした苦味と、ほのかなスパイシーさを感じます。
今日はどのブレンドを、どんなカップで飲もうか。そんな小さな楽しみが、生活を豊かにしてくれそうです。そして、コーヒーを楽しむ人の中から、コーヒーを仕事にする人が今後も現れるのでしょう。
軽井沢コーヒーカンパニー 板倉さんのyaunn珈琲の開発ストーリーをぜひご覧ください。コーヒーが生まれた背景を知ることで、いつもの一杯がさらに美味しく感じられるでしょう。
軽井沢の森から見える青空を想像する、板倉和之 – Coffee story – #1 Beans
https://yaunn.jp/story/2420/
コーヒーを楽しみたい人に、寄り添うように焙煎する 板倉和之 yaunn Coffee story #2 Roast
https://yaunn.jp/story/2923/
001は、「青空」、「白」、「森」のキーワードを軸に開発。澄んだ酸味、爽やかな果実味、モカの華やかさが特徴です。 深いコクとまろやかな苦味、大地の香りのある002と対照的な、華のある爽やかさをお楽しみください。
Taste/HIGH ROAST
甘味[Sweetness]●●●○○
酸味[Acidity]●●●●○
苦味[Bitterness]●○○○○
コク[Body]●●○○○
002は、「大地」、「森」、「雨」のキーワードを軸に開発。深いコク、まろやかな苦味、大地の香りが特徴です。 澄んだ酸味と果実味、モカの華やかさのある001と対照的な、ズシンと染みわたる苦味をお楽しみください。
Taste/FULLCITY ROAST
甘味[Sweetness]●●●○○
酸味[Acidity]●○○○○
苦味[Bitterness]●●●●○
コク[Body]●●●●○
さらに気軽に楽しみたい方のために、「001」「002」の2種セットのドリップパックもご用意しています。ギフトにもおすすめです。お祝いやお礼の気持ちを添えて、気軽に贈るのにちょうど良い商品です。
毎日使うモノのことを知る、選ぶ力を磨く。