yaunn Pottery story

日常の風景に溶け込む器をつくる、岡崎慧佑 – Pottery story – #1 Process

yaunnのキーワード「relax(知ることによる心地よさ)」と、陶芸作家岡崎さんの「日常の風景に溶け込む器」。ふたつのコンセプトが融合し、yaunnの「空と雲のカップ&ソーサー」が生まれました。木々の間から見える空を思わせる青と白。ころんとした丸いフォルムは手になじみ、ほんのりした温かみを感じられます。そんな空と雲のカップ&ソーサーが誕生したプロセスを紐解いていきます。
陶芸作家 岡崎慧佑

既に完成しているものに、自分の個性を足していく

Pottery – #3 Talks

yaunnのコーヒーカップ&ソーサーを手がける岡崎さん。

「世の中にある器は、既に機能としては完成形に近いと思います。そのため、大きく形を変えることはせず、邪魔にならない程度に自分の個性を加えるようにしています。完成系に近いということは、そこに何かを足すことがほとんどできないんです。個性を足しすぎてしまうと、器として不便なものになってしまうんですよね。だからこそ、『一つ足したら、一つ減らす』という選択が大切だと思っています。」

特別な作家ものの器としてではなく、誰もが日常の中で使う存在であってほしい。岡崎さんの作品には、そんな思いがこめられています。

鎌倉山の麓を拠点に活動する岡崎さんは、木の根や樹皮の凸凹、昆虫のかたちなど、自然の中で目にする曲線や質感からインスピレーションを得ています。自然にヒントを得て生まれた作品からは、硬質な質感でありながら温かみが感じられます。このギャップが、岡崎さんの器の持ち味のひとつです。

そんな岡崎さんに、器づくりの詳しいプロセスについて伺いました。

重ねて削って、風化した石のような質感を

岡崎さんの作品の特徴は、器の表面に散る、薄い雲のような模様。yaunnの「空と雲のカップ&ソーサー」では、青と白をベースにしてこの模様が用いられています。この模様はどのようにして生まれたのでしょうか。

その秘密は顔料を重ね、削る製法にあります。まず青い顔料を塗り、その上から白の顔料を重ねていきます。石の表面や自然に風化した状態をイメージして、スポンジでポンポンと叩くように凹凸を付けながら塗っていきます。この過程で凹凸を付けることにより、削ったときに雲のような模様が出てくるのです。顔料や釉薬を重ねるたびに窯で焼くため、焼く工程だけでも4回も繰り返します。とても手間のかかる作業です。

「風化した石や金属の質感に惹かれる」と岡崎さんは言います。雲の模様を生み出す製法にたどりついたのは、その質感を器で表現したいとの思いからです。

技術や工夫をこらしながらも、主張しすぎず、使う人の日常にすっとなじむ。風化した素材の自然な有様に惹かれる岡崎さんだからこそ、日常という自然になじむ器に仕上がっているのではないでしょうか。

手作業から生まれるいびつさを楽しむ

Pottery – #2 Process

岡崎さんの作品はひとつひとつが手作業でつくられます。そのため、ひとつとしてまったく同じ形や模様のものはありません。統一規格の工業製品にはないいびつさが味わいとなって器に魅力を与えています。

その特性から、作品を直に手に取ってもらうことを重視していた岡崎さん。そのため、これまでは作品のインターネット販売を行っていませんでした。しかし、作品の製造工程やつくり手の思いなど、品物にまつわる情報ごと選んでもらうyaunnのスタイルに出会い、新たな可能性を感じてくださったようです。

「自分のことや自分が取り組んでいること、こんな感じで作っているんだということをインターネットを通じて知ってもらえる。新しい世界にいると感じます。大変なことも含めて、知ってもらえたらいいのかな、と今は思っています」

もともと自分のことを語るのは苦手、と言う岡崎さん。しかし今は、自分が工程や器への思いを語ることが、見る人にとって想像を膨らませるきっかけになるかもしれない、という期待をもっています。そのさらに先には、陶芸やものづくりに興味をもったり、自分もやってみたいと思う人が増えていく未来も見えてきそうです。

商品紹介 空と雲のカップ&ソーサー

陶芸作家 岡崎慧佑が一つ一つ手作業でつくったカップ&ソーサー。yaunnのブランドイメージ“空と雲”をモチーフにデザインされました。

[Column] 母の日のプレゼントに、器とコーヒーのセットはいかがですか
岡崎慧佑×yaunn 空と雲のカップ&ソーサーとyaunn珈琲 オリジナルブレンド
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岡崎慧佑の多くの作品の多くに見られる、色を重ねて焼成し、一つ一つ表面を研ぐことで現れる模様が特徴です。外側に釉薬をほどこしていないため、凹凸のある肌触りをお楽しみいただけます。

カップは、丸みがあり手に収めやすいフォルム。冷めにくいため、ゆっくり過ごすティータイムにおすすめです。コーヒー・紅茶だけでなく、スープなどにも使いやすい大きさです。

ソーサーは、単体でもご利用いただけるよう高台を低くし使いやすくしました。ティータイムに添えるお菓子や、ちょっとした食事のお供にもお使いいただけます。

毎日使うモノのことを知る、選ぶ力を磨く。

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