毎日使うモノのことを知る、選ぶ力を磨く。
ふだん何気なく呼んでいる食器の名前。 自然に呼び分けているけれど、「皿」と「椀」、「椀」と「鉢」の違いっていったい何でしょうか。
「皿」と「椀」の違いは主に深さにあります。 底が浅く、汁気の少ないものを入れるときに使うのが「皿」、深めで汁気のあるものを入れるのに適しているのが「椀」です。
「椀」と「鉢」の違いは「片手で持ち上げて使えるかどうか」。
椀も鉢も汁気の多いものを入れるのに適した深めの器ですが、「椀」は片手で持ち上げて使うのに対し、「鉢」はテーブルに据え置きで使うという区別があります。
「椀」の呼び方でちょっと不思議なのは「ご飯茶碗」です。
「お茶碗」というと、湯のみ茶碗ではなくご飯茶碗の方をイメージする人は多いのではないでしょうか。
奈良時代に中国からお茶と一緒にやってきたのが、磁器の「茶碗」。
はじめは文字通り茶器を指していた「茶碗」という言葉が、次第に「磁器そのもの」を指す言葉になっていったのだそうです。
日本人がご飯を盛るために磁器を使うようになったのは明治時代に入ってから。
毎日使うご飯茶碗を「茶碗」と呼ぶようになったのもその頃です。 今では磁器、陶器といった種類に関わらず、「茶碗」という呼び方が定着していますね。
料理のかたちによって様々なかたちの器が生まれ、それぞれに呼び名がついているのは、先人の、食事を最大限楽しみたい気持ちの現れなのかもしれません。
「この器が好き」という愛着を持ってもらうために。
yaunnでは、みなさんに製造過程を知ってもらうことを大切にしています。
本来、身の回りで使う製品のことをきちんと知っているのは、当たり前のこと。
大量生産・大量消費の時代を超えて、yaunnは、製造工程をきちんと伝えるブランドでありたいと思っています。
陶芸作家の岡崎慧佑さんは、以前はオンラインでの販売を行なっていませんでした。
「作家である自分のことや製造の手間や苦労といった裏側を、あまり見せたくないと思ってきました。 ですが、yaunnとのコラボレーションをきっかけに、今後はインターネットを通して知ってもらうことも必要だと思うようになりました」と語る岡崎さん。
yaunnのカップ&ソーサーは、岡崎さんの作風を生かした模様から生まれました。
普段、黒地に赤や青の顔料を合わせることが多いそうですが、yaunnのブランドイメージである空と雲にインスピレーションを得て、青と白をベースにしたデザインが生まれたそうです。
空と雲のニュアンスを表現するために、4回もの焼く工程を経てつくられます。
「機械ではなく手で作っているので、いびつさがあります。 製造工程を伝えることで、一つひとつ違った顔を持つ器の良さを感じてもらえたら」という岡崎さん。
製造工程や作家の思いを知ってもらうことと、器が日常生活に溶け込むこと。
yaunnは、その両方を実現するものづくりを目指しています。
岡崎さんのインタビューはこちらからご覧いただけます。
「生活に溶け込む、自然な器をつくりたい」陶芸作家 岡崎慧佑
それでは、yaunnの器を紹介させていただきます。
陶芸作家 岡崎慧佑が一つ一つ手を施し作られた器です。
yaunnのブランドイメージ“空と雲”をモチーフにデザインされました。
岡崎慧佑の多くの作品に見られる、色を重ね焼成し一つ一つ表面を研ぐことで現れる模様が特徴です。
カップは、丸みがあり手に収めやすいフォルムで、コーヒー・紅茶だけでなく、スープなどにも使いやすい大きさです。
ソーサーは、単体でもご利用いただけるよう高台を低くし使いやすくしました。お菓子やちょっとした食事のお供にもご利用ください。
3枚合わせるとゆるやかな円状になる、真っ白なおばけプレートのセット。
絵本や工作、アートディレクションなど幅広くアーティスト活動をする、亀山達矢さんと中川敦子さんによるクリエイティブ・ユニット「tupera tupera」(ツペラ ツペラ)のユニークなアイディアから生まれた3枚セットのお皿。
真っ白でなめらかな素材に、tupera tuperaの生み出した表情豊かなおばけが線画で描かれた「はらぺこおばけプレート」は、異なるサイズの3枚のおばけプレートで構成されています。1枚ずつ使っても、3枚セットで盛り付けてもOK。3枚合わせるとゆるやかな円状になり、大きな1枚のプレートのように使うこともできます。同じ形のプレートをたくさん集めると、おばけの兄弟?!として使うことも◎
真っ白で自由なおばけプレートは、きっと、あなたの毎日を楽しくするでしょう。
001は、「青空」、「白」、「森」のキーワードを軸に開発。澄んだ酸味、爽やかな果実味、モカの華やかさが特徴です。 深いコクとまろやかな苦味、大地の香りのある002と対照的な、華のある爽やかさをお楽しみください。
Taste/HIGH ROAST
甘味[Sweetness]●●●○○
酸味[Acidity]●●●●○
苦味[Bitterness]●○○○○
コク[Body]●●○○○
002は、「大地」、「森」、「雨」のキーワードを軸に開発。深いコク、まろやかな苦味、大地の香りが特徴です。 澄んだ酸味と果実味、モカの華やかさのある001と対照的な、ズシンと染みわたる苦味をお楽しみください。
Taste/FULLCITY ROAST
甘味[Sweetness]●●●○○
酸味[Acidity]●○○○○
苦味[Bitterness]●●●●○
コク[Body]●●●●○
毎日使うモノのことを知る、選ぶ力を磨く。