毎日使うモノのことを知る、選ぶ力を磨く。
「メンズとウィメンズの区別や、秋冬コレクション、春夏コレクションといった昔からの呼び方をやめたい。」
東洋経済の記事によると、グッチのクリエーティブ・ディレクター、アレッサンドロ・ミケーレは、2020年5月のオンライン記者会見でこう話したそうです。
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アパレル業界は長期化するコロナ感染症の影響が大きい業界のひとつです。コロナ以前から、アパレル業界の大量の売れ残りは社会問題になっていました。総務省の家計調査によると、ここ20年間で「被服及び履物」の消費は減少し続けています。
今回、グッチのミケーレは、ファッションショー削減に加え、メンズとウィメンズの区別や、秋冬・春夏コレクションといった昔からの呼び方もやめたいと話しました。
ミケーレは、自身の表現欲求のあわせたクリエイティブを取り戻すため、性別や季節性という古い儀式の改革を望んでいます。また、世界中で性的指向や性自認による偏見、差別を根絶する動きが進んでいます。そういった動向も含め、アパレル業界の古い区分は、変わるべきタイミングなのかもしれません。
yaunnプロデューサー Tomomi Jinno
私たちは日々の生活の中で、いろんな価値観の刷り込みを受けています。また、時代が変化しているにも関わらず、古い慣習を続けていることがたくさんありそうです。今回のアパレル業界の変化を受け、私たちも生活の中で常に本質を問う視点をもっていなければ、と感じさせられました。
少し前から、ファッションのユニセックス化の動きは出てきていました。 単に同じデザインを男性にも女性にも展開するというだけでなく、男性と女性が1つの商品をシェアする、という動きも広がっていくと面白いなと思います。 yaunnのシャツもユニセックス・ワンサイズですよね!
皆さんは、メンズ・ウィメンズの区分撤廃の動きをどう思いますか?
“周りの目を気にしない、自己表現の手助けになる服”
デザイナーの岡村さんは、性別にとらわれたりコンプレックスを隠すのではなく、自分らしくあるために服を着てほしいと考えています。
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