毎日使うモノのことを知る、選ぶ力を磨く。
「家庭用ミシンの輸入 横浜港で過去最多 マスクの手作りなどが要因」
「去年1年間に、横浜港から輸入された家庭用のミシンはおよそ27万台と、前の年の3倍近くに増えて過去最多となりました。背景には、新型コロナウイルスの影響で必須アイテムとなったマスクがあるようです。」
NHKニュースの記事によると、
去年のミシンの輸入台数は記録がある昭和63年以降、最多だったそうです。また、輸入額もこれまでで最も多い約29億円になったようです(輸入には、日本メーカーが海外生産をしたものも含みます)。
新型コロナウイルスの影響で一時マスクが品薄になり、手作りする人が増えたことや、家で過ごす時間が長くなり手芸を楽しむ人が増えたことなどが要因とみられるそうです。
NHKニュースより:家庭用ミシンの輸入 横浜港で過去最多 マスクの手作りなどが要因
「マスクづくり」。「おうち時間」。
この2つが家庭用ミシンの輸入を増やし、今後も手芸を楽しむ人が増えるかもしれません。
家計調査の結果でも、手芸を楽しむ人が増加したことが分かるデータがありました。
2020年の「生地・糸類」の消費支出額は、2015年以降最も高い1,682円となっています。
金額は小さいものの、2019年対比で約20%伸びていました。
マスクづくりから手芸へと発展して、
「服を売らない」、衣料品セレクトショップの新しい戦略。(リンク:https://yaunn.jp/column/2849/)で紹介したように、服を作ることにチャレンジする人も増えるかもしれませんね。
量産され店頭に並んでいる服を「選ぶ」のではなく、自分好みの服を「作る」ことにチャレンジする、そこから新しい発想が生まれ、「既製服」ではない多様なファッションが広がっていくかもしれませんね。
yaunnプロデューサー Tomomi Jinno
家族が花粉症用に買い置きしていたマスクがあったため、品薄だった頃もマスクが不足することはありませんでした。
私が一番最後にミシンを触ったのは、息子の小学校入学前のタイミングです。学校で使う手提げカバンやランチョンマットなどをつくりました。
そういえば私の友人に、妊娠・出産を機に、子どもの衣料品づくりを楽しむようになった人もいます。きっかけさえあれば、既製品を選ぶだけでなく、作ることを楽しみたいと思っている人は、案外多いのかもしれませんね。
家にミシンも無く裁縫もしませんが、自分で好みの靴下が編めたらいいなと思っています。時間があれば挑戦してみたいです。
記事の内容については、マスク作りや手芸への回帰が、ミシンの輸入台数と「生地・糸類」の消費支出額という2つの数字に表れていて面白いですね。 自分や周りで起きていることは、この記事のように数字で表れますよね。実感値と統計データを照らし合わせてみることは面白いです。
「使う」「食べる」など、日常生活を通して考える力を養い、自ら思考し、判断する人を増やしたい。
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それによって、世の中はより良い方向へ変わると信じています。
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“周りの目を気にしない、自己表現の手助けになる服”
デザイナーの岡村さんは、性別にとらわれたりコンプレックスを隠すのではなく、自分らしくあるために服を着てほしいと考えています。
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